土曜日の赤旗に、感動的なニュースが載った。

原発の町伊方町で町議選に76歳の遠藤もと子さんが立候補するというのだ。

遠藤さんは隣町の八幡浜市で市会議員を5期務めた現職議員。それが市議を任期途中で辞任して伊方町議会議員に立候補した。

伊方町では昨年8月、町長はじめ全町会議員 が再稼働を容認し、3号機が再稼働された。

「原発に反対する議員が一人もいない議会を変え、町民の声で政治を動かしたい」というのが立候補の動機。

「人生最後の力を振り絞って頑張ります」と立候補の挨拶をした。文字通り人生最後かもしれない。

伊方町には合併前の当時から、共産党の議席がありません。町議選をたたかうことも初めてです。

移住して活動を開始した遠藤さんは、拡声器をつけた軽自動車を自ら運転し、細長い佐田岬半島の隅々の集落を訪ねて訴えています。そして漁港に面して広がる小さな集落の入口などで宣伝を重ねています。町民と対話し、寄せられた意見はノートに書き留めています。

「原発をなくしたら町が寂れてしまう」と心配する男性にはこう応えます。「廃炉に向けた作業で雇用は確保されます。再生可能エネルギーへの転換が本格的になれば、新しい雇用が生まれます」と展望を示しています。

遠藤さんと対話し共感した元公務員の80代の男性は、「遠藤さんを絶対に勝たせないといけない」と入党しました。町で36年ぶりの新入党者です。遠藤さんを紹介する「伊方民報号外」の束を抱え、集落の一軒一軒に配り歩いています。

何か叱咤されているような気持ちになる。76歳ですよ、私より5つも上なんです。

私も今月いっぱいで職場を降りることにしたが、「それで終わりというわけにはいかないな」と感じています。