本日の赤旗文化面。日本古代史が専門の田中史生さんという人が登場する。あまり名前がハマっているので、ペンネームかと思ったがそうではなさそうだ。
67年生まれというから今年で50歳になる。
このたび「国際交易の古代列島」という本を書いて「古代歴史文化賞」大賞を受賞したそうで、それにちなんだインタビュー。
これまでの歴史書とまったく違った切り口で古代史を切り取っている。何か資本論第三部を読んでいるようで面白い。
印象に残ったところだけ引用しておく。
確かに政治は交易が必要とする秩序を与えますが、交易の中で当事者が信頼関係を結ぶと、政治の関与なしで取引できてくる今度はそれが政治秩序の脅威になる。そういう緊張関係があるのです。
権力にとって、非日常の部分、とくに境界部分の管理は重要です。そこに権力を崩壊させるエネルギーと、権力をもとめるエネルギーがあるからです。交易はそういう舞台で展開された人や社会のつながりです。
最後の文が多少尻切れトンボ気味だが、そこまでの論理展開はきわめて面白い。
すこし田中さんの文章を当たってみようかと思う。