AFPの配信で、パタゴニアで世界最大の恐竜の化石が発掘された。
1億年前の白亜紀に生息していたチタノサウルスという草食恐竜だという。
重さはアフリカゾウの14倍に相当するそうだ。
赤旗はかなり端折っている。もう少し詳しく紹介する。
【AFP=時事】アルゼンチンのパタゴニア(Patagonia)地方でこれまでに見つかった中で世界最大とみられる恐竜の化石が見つかった。
  地元アルゼンチンとスペインの合同調査チームによると、この恐竜は約9000万年前の白亜紀に生息していた竜脚類の恐竜チタノサウルス (Titanosaur)の新種とみられている。四足歩行をする草食恐竜で、首と尾が長く、体重は約100トンとアフリカゾウ14頭余りに相当。体長は 40メートルとされ、大腿(だいたい)骨の化石は調査に携わった古生物学者より大きかった。
 従来最大の恐竜とされていたのは、同じくアルゼンチンで発掘されたアルゼンチノサウルス(Argentinosaurus)で、体長は推計36.6メートルだった。
  このほか発掘現場からは、年齢が若いものを含めて少なくとも7頭の恐竜の化石が個別に見つかった。調査に加わった8人の研究者のうちの1人であるホセ・ル イス・カルバリド(Jose Luis Carballido)氏は、「この種類の大型恐竜の発見としては世界で最も完全な形であり、科学的に極めて重要な発見」だとコメントした。
  2011年に首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)から約1300キロ南のチュブト(Chubut)州で農業作業員が長さ約2.4メートルの脚の骨を偶然見つけ、この化石の発見につながった。 13年1月に発掘調査が始まり、尾と胴体、首の部分の化石が揃ったことで、生息当時の恐竜の全体像が明らかになった。
 カルバリド氏によると、調査チームが発見した骨は、胴体の脊椎骨10個と尾の骨40個、首の一部と脚全体。現場にある骨のうちこれまでに発掘されたのは20%程度とみられており、今後さらに見つかりそうだという。
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くじらのように海中で生活するならともかく。陸上でこのような生命が存在し得たことが奇跡だ。ちなみにシロナガスクジラは体長 20~30m 体重 100~160t で1日の補食量は約4t とのこと。
1.それは力学的に可能だろうか。
2.それを支える循環系、栄養・代謝は維持可能だろうか。
3.このような一個体への過度の集中は、個体の維持・種の保存という観点からは非効率ではないだろうか
4.にもかかわらず、大型化を促す進化論的インセンティブがあったとすれば、それはなにか

1.それは力学的に可能だろうか。
大腿骨の写真が掲載されているが、直径は50センチほどだ。この脚4本で、100トンを支えることはできるのだろうか。関節は可動性を保てるのだろうか。
恐竜絶滅の謎
というサイトに次のような記述があった。
筋肉・骨について考えてみよう。 筋肉は筋繊維が独立して力を生み出しており、 その力の合成の結果が、筋力と考えられる(計算は平面として考えられる)。 つまり、体積(必要なエネルギー)は3乗に比例するのに対し、 筋肉・骨は2乗で比例する。
ということは、体を2倍にしようとすれば筋肉の量は4倍にならなければならないということだ(なにか騙されているような気もするが)。

2.それを支える循環系、栄養・代謝は維持可能だろうか。
循環血液は体重の8%前後として、8トンだ。これを循環させて酸素と栄養を送るためには、毎分あたり1トンの血液を拍出しなければならない。血液の粘性抵抗(Viscocity)を考えれば、渦流を作らない心拍数はどうやっても50/分止まりだろう。とすると一回の拍出量が200リットル、駆出率80%と仮定しても心臓の拡張期容量は250リットルということになる。小錦がすっぽり入る大きさだ。そのような大型ポンプが心筋の収縮だけで動かせるのであろうか。大型の弁膜が果たして十分な強度をもって、そのスピードに追随できるだろうか。
これは恒温動物の場合だから変温動物では変わってくるかと思ったが、次のような記事が見つかった。
恐竜の心臓化石をCT検査、温血動物説の確証
「コンピューター分析で鮮明に写し出された胸部画像によって、単にこの標本が心臓を残していたというだけでなく、それが4つに区分され2つのポンプを持つ心臓で、大動脈を1本だけ持つものである可能性が高いことがわかった。(恐竜は)爬虫類よりも哺乳類や鳥類の心臓に近いということだ」

3.このような一個体への過度の集中は、種の維持という観点からは非効率ではないだろうか
1頭の恐竜が生きていくための草場は広大なものが要求される。象の14倍ということは、象の14倍の草場が必要ということだ。くじらのオキアミ40トンは、葉っぱの数百トンに相当するだろう。
首の長いのはキリンと同じで、高所の葉を取ることに適応したものであろうが、そのような熱帯の密林が移動に適したものである可能性は低い。疎林であればたちまち生存の危機に瀕するであろう。
生殖のためには隣接する群れが必要だが、群れ同士の間隔はますます遠ざかる。もし群れ内部での生殖を繰り返すようになれば、その群れは必ず滅びることになる。
ところで下世話な話だが、どうやって性交するのだろうか。
たとえば恐竜に近いと言われる鳥の交尾については、下記の解説が簡潔明瞭
先日、鳩の交尾を見ていて思ったのですが


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http://www.bbc.com/news/science-environment-27441156