本日はシアノバクテリア三昧

何かだんだん浮世離れしてくるなぁ

最初はKen Kanazawa さんの「アメリカ大自然」というページ。シアノバクテリアの本質をものすごく的確にとらえていて、短いけれども大変わかりやすい説明である。

シアノバクテリアの生態

シアノバクテリアは、藍藻の仲間で国立公園に数多く存在する。プランクトンとして、バイオマットをつくって、比較的身近に見られる生物。

スライム状になって砂の表面に付き、バイオマットを形成する。水流で簡単に吹き飛ばせますがすぐ元の位置に現れる。

藍藻というから藍色かと思うが、見かけは赤茶色である。

植物プランクトンで、窒素、光、リンが栄養源ですが、鉄イオンが多いと大繁殖する。

シアノバクテリアのえらいところ

シアノバクテリアは細胞核を持たない植物で、地球の歴史上、光合成による酸素を生産した最初の生物である。

真核細胞の出現までの15~20億年間、酸素を生み出し、地球表層を酸化し、現在も生きているのです。シアノバクテリアが居なかったら、今の我々人類は存在して居ない。

シアノバクテリアとストロマトライト

シアノバクテリアが作るバイオマットに細粒の石灰質の粒子がとらえられ、マットの部分が層状に積み重なってできたのがストロマトライトです。

約35億年前の地層に初めてあらわれ、その後さまざまな時代の地層から見つかっています。

生物の化石では無いが、生物がつくった構造という点で、化石の一種(生痕化石)として扱われます。

というわけで、ついでに写真も拝借する。ユタ州の砂漠で見つけたものらしい。サボテンの周りのモコモコとしたのがシアノバクテリア。全体としての印象は茶褐色だが、よく見るとわずかに緑がかっているみたいだ。


次は千葉大理学部の竹内教室のサイト。雪氷生物の研究に特化した奇特なグループだ。その中の「シアノバクテリア」というページ。

シアノバクテリアは,昔は「藍藻」とよばれ,藍色をした藻のなかまです.普通に池や水たまりなどにみられる微生物です.どこにでもいるこのシアノバクテリア,しかしその正体はとても不思議な生物です.

シアノバクテリアは藻類の仲間といわれてきましたが,今では真核生物の他の藻類とは違うということがわかりました。

シアノバクテリアの本態は細胞内に核がない原核生物、すなわち細菌(バクテリア)です.

バクテリアの仲間といっても,他のバクテリアとちがって葉緑素(クロロフィル)をもち光合成をすることができます.

シアノバクテリアは,数十億年前から浅瀬に珊瑚礁のようなコロニーをつくり,大繁殖していました.それがストロマトライトとよばれる化石によって確かめられています.

シアノバクテリアは光合成によって少しずつ酸素を大気に排出し,現在の大気を作り上げました.

これもわかりやすく中身の詰まった名文だ。

次の文章も面白い。

以前、火星から飛んできた隕石の中にシアノバクテリアの化石のような構造がみつかりました.残念ながら,現在はそれはシアノバクテリアではなく物理的作用でできたものとと考えられています.

ということで、これも古生物スキャンダルの一幕。


次はYahoo知恵袋から

「海水水槽のシノアバクテリアについて」の質問に対するuvcoralさんの回答。

シアノバクテリアはとても原始的な生物で、細かな種類は違えど、どんな水槽にも必ずいます。

シアノが大繁殖するスイッチですが、一番よくあるパターンは、水槽のリン酸カルシウムが急に増えた場合です。

リン酸はカルシウムと結合しやすく、水中のカルシウムと結合し底砂や濾材の奥に沈みます。

リン酸カルシウムの細かい粒子で、底砂や濾材の奥が詰まってきますと、嫌気性バクテリアが活動を始めます。

嫌気性バクテリアはリン酸カルシウムを分解して再びリン酸に戻すので、リン酸量が急増してしまい、シアノの大増殖に繋がります。

私の場合ですが、水流を強く当てたり、オキシドールで落としたりの対応をしていたのですが…オキシドールで落としても、数日で復活するしぶとさでした。

そこで、ZEObakというバクテリア剤を入れてみたところ、効きました(笑) 環境の改善が一番先で、それでも治まらない時に薬品やバクテリア剤…です。

ということで、かなりしぶといようである。そうでなければ30億年も生きのぶることはできないだろう。