赤旗の社会面に地味にシリーズ物が組まれている。「部活って何」という題名で本日で3回目。

普段は眺めるだけで通り過ぎるのだが、本日はカラーの脳画像、その左肩に白衣でバッチリメークの女性の写真が、いや目でも人目を引く。

リードは下記のごとし。

長時間の過酷な練習や暴言・体罰など、部活動をめぐる問題が子どもたちにどんな影響をおよぼすのか。
脳科学から見た問題点を福井大学「子供の心の発達研究センター」の友田明美教授に聞きました。

ということで、友田さんの発言は以下の3つに大別される。

1.ウツ状態の脳画像の特徴

a 脳の血流が全体として低下 b とくに前頭前野の血流が低下

2.うつ状態の生理反応

a 意欲の低下→喪失 b 慢性化すると自律神経失調を併発。この場合、体調不良が長期化することが多い

3.ストレスによる脳萎縮

a 長期の強いストレスに暴露されると、前頭葉で最大19%、前帯状回で17%、前頭前野背外側部が15%ほど“小さくなります” (発育が止まるという意味か?)

b この結果、感情や意欲が低下し、集中力が低下し、学習や記憶力も低下し、本能的な欲求・衝動を抑える力も損なわれる。

c 脳萎縮の原因は大量に分泌されたストレスホルモンが、脳の発達を一時的に止めてしまうためである。

ということで、「うつの脳科学的検討」というテーマは面白いにしても、思い込みの強さが気になって、すなおにはうなづけないところがいくつかある。

なおカラー表示された脳CT画像はたしかに興味ある所見を示している。しかし別の人物のCTを2スライス並べて何かを言おうというのは、あまりにも拙速である。

とにかく、もう少し友田さんのまとまった意見を聞かなければならないだろうと思う。