以前ワニについての記事を何本か書いた。

そのときワニの先祖は二本足歩行していたという、北大の先生の話を紹介した。

しかしそのとき、その根拠を示すことはできなかった。

今日その根拠となりそうな記事を見つけたので紹介しておく。

なるほど! DINOSAUR という水上輝夫さんのサイト

記事の題名は「恐竜のようで恐竜でないワニ」

直立2足歩行していた原始的なワニ類(クロコダイル)の化石が発見された。ニューメキシコ州のおよそ2億1000万年前の地層から掘りだされた。

2005年、マーク・ノレルという学者が発表したものだ。発見に関しては色々面白いエピドードがあったようだが、ここでは省略する。

ついた名前はエフィジア・オキーファエ(Effigia okeeffeae)。直立2足歩行で、ヒザはまっすぐ伸びてとてもワニの祖先とは思えない。

ということだそうだ。下が想像された復元図。

一見恐竜そのものだが、81の項目について形質的特徴を見ると、鳥よりもワニに近いという結論になった。とくに四肢の形質がワニに類似しているという。

以下にもう少し記述があるが、読んでもさっぱりわからないので省略。

ところで、この記事には批判もある。しんけいすいじゃく というブログには次のように記載されていた。

この「エフィジア・オキーファエ」と名付けられた生物は全体のどの程度の骨が発見されているかの記述がない。それにこの骨格図を見る限りでは竜盤類のように見える。

発表したのが骨の数を水増しした前科のあるアメリカ自然史博物館というのも怪しい。

とある。

エフィジア・オキーファエ でグーグル検索してみたが、少なくとも日本語で探す限り、この記事に関連する記述のみである

どうもしんけいすいじゃくさんの予想が当たったようだ。