週明けは「赤旗」のまとめ読みから始まる。
新潟県知事選挙が佳境を迎えたようだ。
志位さんが新潟駅前で応援演説を行っている。
その中で注目されたのが、自民党の新潟県連が「原発の再稼働を求める決議」を上げたという発言だ。
これは大変深刻かつ重大なものであり、事実関係を調べておく必要がある。なぜなら、自民党の森候補は「(再稼働には)毅然とした態度で臨む」、「安全に確信がなければ反対と言う覚悟はある」と言っているからだ。これは完全な食言になる。
もう一つ、これは月曜の一面記事だが
危機感を強めた自民党の二階幹事長は、日本経団連との会合で「電力業界などオール日本で対抗する」と表明。
したとのことである。
これは政府と経団連、電力村(連合もふくむ)が一体となって柏崎再稼働に全力をあげるという宣言である。これも大変深刻な問題だ。
私も大した仕事はできないが、この点で警鐘を鳴らすことくらいはやっておこうと思う。
「みんなで決める会」のページに、新聞の切り抜きが転載されてある。
どこの新聞なのか、いつの新聞なのかがわからない、大変困った記事なのだが、一応引用させてもらう。(多分8月中旬、どこかの新聞の新潟地方版)
自民党県連は12日の県連大会で、原子力規制委員会の審査を前提に東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を求めていくことを決議した。
再稼働へのスタンスをはっきり示したのは東電福島第1原発事故後初めてだ。12日の大会では決議案が読み上げられ、異議はなかった。
ベテラン県議は「県連は、原発の再稼働を語らない知事と一線を画しているんだと、国や党本部に対してアピールすることにもなる」と語る。
ただ、所属県議の思いはなお複雑だ。ある県魏は「まだ県連内で意見がまとまっていないのに突然すぎる。党本部と地方では事情が違う」…と危機感を募らせる。
ということで、「自民党新潟県連が組織を上げて再稼働を求めた」というのは紛れもない事実だ。さらに底には、自民党の党本部が決議の採択を押し込んだ事情が見え隠れしている。
で、新潟県連はというと、これも相当厳しい攻撃を受けたようだ。県連大会の10日前という時点で、新潟市議会の自民党が県連に申し入れを行った。内容は1.県知事選で泉田知事を推薦しない、2.星野県連会長は参院選敗北の責任を取り辞任せよ、というものだ。
泉田非推薦の理由は「日本海横断航路」問題で、新潟日報と平仄を合わせている。これが県連大会を念頭に置いた攻撃であることは明らかだ。
森ゆうこ参院議員はこう演説している。
私たちは泉田知事を守り切れなかった。泉田抹殺計画があった。・・・自民党新潟県連幹部に官邸が『まず知事を変えろよ』と迫った。
こうして点と天とを結び合わせていくと、見事な「泉田追い落とし+原発再稼働」の行程表が浮かび上がってくる。そのウラには「オール日本」派の意向が透けて見えるというものだ。
この背景のもとで泉田知事の謎の発言も解釈される。
僕は自殺しませんから!
遺書が残っていても自殺ではない!
命をかけて国・東電と対峙する!
自殺なんて事になったら
絶対に違うので調べてください!
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