此処から先は酒飲み話。
レイプの社会的背景を探ることは深刻な課題である。
不倫はそれとはまったく異なる。
午後のテレビのワイドショーで、有名タレントの息子のレイプ疑惑と歌舞伎役者の不倫騒動がまったく同じトーンで扱われていた。
メディアはこの2つの違いが見えなくなっているらしい。
不倫は私事であり、メディアが「審判」すべき事例ではない。場合によっては弁護しなければならないことすらある。
なぜなら「倫」そのものが「不倫」であることさえありうるからだ。
とかく口さがない連中に限って、自らの卑しい好奇心を「正義」の名により合理化する。そんな連中の片棒をメディアが担ぐのは「報道の自由」の自殺行為になる。
「自由恋愛」、おおいにおやりなさい。「浮気の自由」を推薦するわけではないが、「自由」は守ります。これが報道に当たるものの矜持ではないか。