2009年の時点で、北海道には旧石器時代以来の3万年間にわたる遺跡が11,801カ所確認されている。その8割は縄文時代に関わるものである。

縄文遺跡のうち、特に学術的価値が高いものは、国指定の11史跡(集落跡2、貝塚4、墳墓2、環状列石3)と、道指定の6史跡である。

道遺跡

                   北の縄文 道民会議 より

縄文時代 

草創期(BC1万3千年) 土器や石鏃の使用が始まる。ムラが出現。

青森県大平山元遺跡(北海道にはなし)

早期(BC9千年) 気候の温暖化が進む(縄文海進)

函館市臼尻町垣ノ島遺跡、千歳市イカベツ2遺跡、千歳市トプシナイ2遺跡、木古内町泉沢5,6遺跡

垣ノ島遺跡: 北海道で最大規模の縄文遺跡。縄文早期から後期に至る。20万点以上が出土。
トプシナイ2遺跡: 縄文時代早期から擦文まで至る息の長い遺跡。25,000点が出土。

前期(BC7千年) 円筒土器文化。三内丸山など拠点集落の出現。漆の利用。

洞爺湖町入江・高砂貝塚、

前期後半 木古内町幸連4遺跡、厚真町オコッコ1遺跡(屈葬人骨)、

幸連4遺跡: 標高20 ~28mの海岸段丘上に位置し、竪穴住居跡24軒、土坑47基が発掘。

中期(BC5千年) 大規模な拠点集落。ヒスイや黒曜石等の交易。

木古内町遺跡群(幸連3、幸連4C、大平4)、千歳市根志越5遺跡、根室市別当賀一番沢川遺跡、厚真町遺跡群(上幌内4、上幌内5、厚幌1、厚幌2、富里3、幌内7)

大平4遺跡: 前期後半期の50軒を超える住居址。土器100万点近くがみつかる。また墓地からは漆塗りの縦櫛やサメの歯などが出土。

中期後半 函館市大船遺跡、長沼町南9号線遺跡(平地遺跡で石器製作に特化。黒曜石剥片や石斧など)、

大船遺跡: 600軒におよぶ住居跡、とくに壁の高さが2m以上もある大型の竪穴住居。遺物は20万点。クジラ、オットセイ、シカ、マグロなどの骨。

後期(BC2千年) 東北では集落が分散化するが、北海道では拡大。

後期前半

森町鷲ノ木遺跡(ストーンサークルと集団墓)、木古内町札苅7遺跡、幸連3遺跡(琥珀玉)、八雲町野田生1 遺跡(赤彩微隆線土器)、千歳市遺跡群(キウス4周堤墓群,トプシナイ2、イカベツ2)、厚真町(オニキシベ3、上幌内4、上幌内5、厚幌1)

キウス周堤墓群: 円形の竪穴を掘り、周囲に土手を築いたもの。最大の周堤は、外径75m、内径35m、高さ5.4mに達する。周辺は大きな村だった。


後期中葉 忍路環状列石

晩期(BC1千年) 亀ヶ岡文化が栄える。祭祀の道具、装身具類が多様となる。

恵庭市カリンバ遺跡(漆塗の櫛などの副葬品)、千歳市キウス5遺跡(高さ43センチの大壷が発見)、根室市別当賀一番沢川遺跡、厚真町オニキシベ3遺跡

続縄文時代 

オコッコ1遺跡、イカベツ2遺跡、別当賀一番沢川遺跡

擦文文化期

厚真町遺跡群(オコッコ1(鉄器)、厚幌1、幌内7、幌内6)、千歳遺跡群(イカベツ2、トプシナイ2)

アイヌ文化期

厚真町遺跡群(幌内6、厚幌2、富里3 獣骨の集中、赤色漆塗椀)、千歳市根志越5遺跡