2008.04.24 15万年前、絶滅の危機に陥っていた人類

ウェルズらは、アフリカのサハラ以南の先住民族624人を対象に、ミトコンドリアDNAを調べた。


人類はおよそ20万年前に1つの独立した種として出現した。しかし15万年前に絶滅の危機に陥った。それはおよそ10万年間続いた。

その間人類は南へ移動したグループと北東へ移動したグループに分岐し、別々の営みを続けていた。

人類の個体数は2000程度、各集団の規模は数百人程度となり、絶滅寸前に至った。気候条件が穏やかになると、それぞれの集団は個体数を増やした。

そして6万年前に再集結してアフリカを脱出する。