鈴木頌の発言 国際政治・歴史・思想・医療・音楽

中身が雑多なので、右側の「カテゴリー」から入ることをお勧めします。 http://www10.plala.or.jp/shosuzki/ 「ラテンアメリカの政治」がH.Pで、「評論」が倉庫です。「なんでも年表」に過去の全年表の一覧を載せました。


1962年 古畑種基、血液型A遺伝子の分布頻度が南西部に高く、東北に進むほど段階的に低下することを明らかにする。(日本は東アジアの中でA遺伝子の出現率が突出して高いことが知られている。)

1963年 マーギット・ナス、ミトコンドリアが核本来のDNAと異なるDNAを持っていることを発見。ミトコンドリアDNAと名づける。

1980年 日沼頼夫ら、成人T細胞白血病(ATL)ウィルスのキャリアの分布を調査。九州で7.8%に達するのに対し、他地域では1%以下に留まること。中国・朝鮮では存在しないと発表。さらに琉球人では34%、アイヌ人では45%に達することも明らかになる。

1981年 分子人類学の分野でミトコンドリアDNAに注目が集まる。

ミトコンドリアDNAの特徴: ①1細胞中に数千個あり、化石となっても残りやすい。②塩基置換は通常のDNAと比べると5~10倍早いとされ、個体間差が出やすい。③母方のみを継承するので朔及が容易。④核DNAの20万分の1で無駄な記述がないとされる。

1985年 松本秀雄、Gm遺伝子(血液型の一種を決定する遺伝子)による解析を行ない、日本人・アイヌ・琉球人の共通性を指摘。縄文人・弥生人のいずれもが北方系に属することを明らかにする。

1986年 ベーボら、アメリカ先住民ミイラの脳組織からミトコンドリアDNAの抽出に成功。その一部(Dループ)について塩基配列を解析する。

ベーボら、現代インディアンとは異なる塩基配列と発表。彼らが後発人により駆逐されたことを示唆する。

宝来はこれと塩基配列が一致する日本人が存在することを発見。発見されたミイラが古モンゴロイド人である可能性を示す

1986年 宝来、浦和で発見された5900年前(縄文前期)の人骨からミトコンドリアDNAの検出に成功。現代日本人との完全一致例はなく、マレーシア人とインドネシア人に完全一致が見られた。一時は南方起源説の有力な根拠となる。

1986年 宝来、2体の縄文人、アイヌ人6体、各国現代人128人のミトコンドリアDNA(超可変領域の190塩基のみ)を分析し系統樹を作成。縄文人が古モンゴロイドに属することが明らかになる。

1986年 篠田謙一ら、取手市中妻遺跡の縄文人101体のミトコンドリアDNA(全塩基配列)を解析。現代本土日本人やアイヌ人、沖縄人と同一配 列が存在することを確認。逆に東南アジア人との共通性は確認できず。宝来の分析した浦和人がむしろ特殊ケースであったことが確認される。

1987年 アラン・ウイルソンら、「すべての現代人は15万年前から20万年前にアフリカにいた一人の女性の子孫だ」とするミトコンドリア・イブ説を発表。(嘘ではないが限りなく詭弁に近い表現)

1994年 ルヴォロ、すべての人類の生物学的構成は近似していていることを、遺伝子解析を通じて立証する。これにより「人類は民族や人種で進化の度合いが異なる」という「多地域進化説」を否定。

1995年 徳永勝士、「HLA遺伝子群から見た日本人のなりたち」を発表。HLAがきわめて多様なため、読み取りに主観性が入る危険が高いことから、注目されずに終わる。

2000年 イングマン、世界のいくつかの人種についてミトコンドリアDNAの全文字解析を施行。人類展開の系統樹を提唱する。

2000年 突然変異の起きにくい「遺伝子コード」を指標とするハプログループ概念が提示される。この部分の突然変異は数万年に1回発生するとされるので、1か所の配列の違いが数万年前の分岐を示すことになる。

2003年 ゲノム・プロジェクトが完成。人類の全遺伝子情報が解読され公開された。

2006年 HammerらがY染色体のゲノム解析により、mtDNAとほぼ同様の結果を得る。


  

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

↑このページのトップヘ