毎度のことだが、選挙の評価は一般紙を読んでも分からない(いまだに「商業紙」と書いてしまうスターリン主義が抜けない)。
ということで、火曜日の赤旗を見てから考えることにしている。
一般紙は書かないが、今回の最大のサプライズは、東北地方における野党共闘の圧勝だ。秋田を除いて総なめだ。東北に加えて新潟、長野、山梨…。これらのほとんどは、野党共闘なしには絶対に勝てなかった選挙だ。
もう一つの特徴は、…にも関わらず西日本では不振に終わったことだが、これは参院選挙そのものへの無関心の反映であり、メディアの参院選への無関心の反映という側面もある。
全体としてみれば、流石に勝利とまで強弁はできないが、日本の変革に向けて貴重な反転攻勢の経験だったと言って良いのではないかと思う。

結果として、改憲派の3分の2確保は阻止できなかったわけだが、ある意味で予想されたことではあったので、さほどの驚きはない。
日本の政治の流れで言えば、これが最初の「野党共闘選挙」であり、それが貴重な勝利を獲得したということがキモなのである。
その恩恵は現象的には民進党に回ったが、正確には、それは民進党の「野党共闘」派に回ったと見るべきだろう。
しかし最大の恩恵をうけたのは自覚的市民である。福島原発、機密保護法、そして戦争法反対闘争を通じて運動に参加してきた市民は、「野党共闘は間違っていない。やれば勝てる」という手応えを感じたであろう。同時にそれは、市民グループがひと回りふた回り大きくなり野党共闘を支えなければ、ただの員数合わせに終わるという厳しい結果も突きつけている。
当面の政治課題は東京都知事選であるが、この三つの力、民進党内の「野党共闘」派の前進と、進歩的人士の実践的な能動性、それを支える共産党の本気度がどう相乗効果を発揮するかが、今後の見ものである。
進軍を告げるドラムロールは今もなお鳴り響いている。だから小林節さんよ、ジタバタするな。3割打てれば強打者だ。それがフォア・ザ・チームに徹すれば一気にビッグ・イニングだ。それが政治戦というものだ。
(民主党都連というのは前時代的組合ゴロの支配する腐りきった組織だ。この連中を乗り越えて野党共闘が進むことを期待する。  をご参照ください)