引かなければよかった。とんでもないものを引いてしまった。

グーグルで “佐藤宏+バングラデシュ”で検索したら、こんなものが引っかかってしまった。

アジ研(今はJetroの部局)の研究双書のNo.393「バングラデシュ:低開発の政治構造」の編者が佐藤さんなのだ。しかも全編読めてしまう。

昔は市ヶ谷のアジ研の図書館に行って、ノートに書き写すしかなかったのだが、今はタバコを吸いながらグラスを片手に読めてしまうのだ。時代の進歩を恨めしく思う。

全部で400ページもあるから、そう簡単に読めるものではない。鍵がかかっていてコピペができない。老い先短い私としては当面あきらめるほかない。

その代わりに、コピペ可能な資料を使って年表づくりに入ることにする。まずその前にウィキで地理のお勉強。

バングラデシュはベンガル語で「ベンガル人の国」を意味する。インド西ベンガル州とともにベンガル語圏に属す。

人口1億5,250万人で世界第7位。、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い国である。

1971年にパキスタンから独立。かつて「黄金のベンガル」と称された豊かな地域であったが、インフラの未整備や行政の非能率から、現在はアジアの最貧国に属する。


7月8日 「かんたんな経過」のつもりが思いのほか長くなりました。とくに独立戦争から独立直後の数年間については知らないことばかりです。

バングラデシュ年表として別記事にしますので、そちらに移動してください。



ということで、とりあえずの印象としては

1.旧支配層の度を超えた暴力性

2.民衆の主権者意識の希薄性

3.宗教を超えられない民族意識の未成熟。

4.裏返せば、民族意識を閉じ込めるほどに強烈なイデオロギー的アイデンティティー。

があり、それらがいずれもこの国の成り立ちの特殊性に起因している、ということだ。

一言で言えば、自立した国家イメージと一貫した国家戦略が描けない「従属国家」で、インドとパキスタンとの絶縁後の展望が見いだせない「漂流国家」であったことが、支配層の姿勢を頑ななものとしているのだろうと感じる。

とは言うものの、パキスタンとしての建国後すでに70年、バングラデシュとしての独立後50年を経過しており、すでに「普通の国」への脱皮を終えつつあると見てよい。

それだけに追いつめられた旧支配層(BNP-JI-JMB)が、イデオロギー性と凶暴性をさらに増すことはありうるのかもしれない。

バングラのかんたんな経過

バングラデシュ 年表

バングラデシュにおける「野合」 その結果としてのテロ