Elena Kuschnerova という舌を噛みそうな名前のピアニストがスクリアビンの練習曲 作品8を弾いている。

Elena Kuschnerova plays Scriabin Etudes Op.8

これがとても良い。これまでソコロフとマガロフで聞いてきたのだが、おどろおどろしいばかりで、どうも流れが悪くて面白いとは思わなかった。クシュネローバの演奏はリズムがしっかりしていて、テクスチャーが良く見える。よく弾きこなしているのだろう。

この人の演奏で初めて、良い曲だということが分かった。

モスクワ・チャイコフスキー音楽院へ進み、1982年首席で卒業。その後は国家演奏家としてロシア全土で演奏。1992年ドイツに移住。
プロコフィエフの作品を集めたCD
は98年度のGerman Music Critics Awardを受賞、歴代のピアノ録音トップ50に選ばれた。スクリャービンのCD2000年にリリースし絶賛された。

http://elenakuschnerova.com/kuschnerova-bio_jp.php
 より

ウーム、俺の耳もまんざらじゃねぇな。
Foto Schmidt, Oldenburg