染色体の研究が遅れているのではないかとバカにしたが、馬鹿なのはこちらで、実はそれなりに進化しているのだ。しかし教科書にはこの話はまったく載ってこない。

クロモリサーチ社のサイトに「分かりやすい」説明があるので紹介する。

染色体とは

すべての生命体は、DNA/タンパク質分子で構成されますが、その遺伝情報は「染色体」に収納されています。

遺伝子発現を制御するためには「染色体」という形態の構築が必須です。

とくに、だいじな領域は

(1)染色体DNAの複製を開始させる、「複製起点」

(2)細胞分裂期における染色体の均等分配に重要である、「セントロメア」

(3)染色体の末端構造の維持に必要な、「テロメア」

の3つです。

人工染色体について

この3つを組み込んだ人工染色体が作られています。最初は出芽酵母で行われましたが、現在はヒト人工染色体(HAC)が用いられています。

これは、ヒト染色体から細胞内での染色体の維持や分裂に不要な遺伝子領域を削除することにより開発されたものです。

上の絵を見れば分かるように、グレーの部分を全部取っ払ってしまったものです。ヒト人工染色体 HAC ベクター構築方法

株式会社chromocenter のサイトより

HACは宿主細胞中で宿主細胞染色体に取り込まれることなく独立に存在し、宿主細胞染色体と同調して倍化・分裂し、次世代細胞に安定に受け継がれてゆきます。

とかなり恐ろしいことが書かれている。

これはウィルスそのものではないか。つまり染色体というのはDNAウィルスの筐体の機能を果たしているのではないかということだ。パソコンの筐体のように電源の差込口やCDスロット、光ソケット、USBなど、たしかにこれがないとDNA情報は通信できないのかもしれない。