ユダヤ人は低利融資で成功した。


資本論にはこう書いてある。

神聖ローマ帝国の時代には100%を超えるかどうかが「高利」かどうかの分かれ目だった。

その後12~14世紀にかけて、利率はだいぶ下がっていったが、それでも時には40%に達することがあった。チューリヒでは市の参事会が法定利子を43%とした。

その頃、皇帝フリードリヒ2世がユダヤ人に対してだけ最高利率10%という制限を加えた。彼はキリスト教徒に対しては何も制限しなかった。

その結果ユダヤ教徒が、キリスト教徒の高利貸しを駆逐した。ライン川流域ではすでに13世紀には10%が普通だった。

貸し倒れリスクをどこまでとるかで利率は変わるが、それは貸出対象の審査を厳密に行うことでかなり下げることが可能だ。

インフレがない世界(貨幣が支配していない世界)では、10%で十分元がとれるということだ。