31日の参院決算委員会でこういうやりとりがあったようだ。
民主党議員が小松法制局長官の評価を問うた。

安倍首相の答弁
決算が初期の目標を果たしているかどうかに、委員の質問は関係があるのか。関わりあるなら証明していただきたい。
様々な事象を議論するのは予算委員会だ。
決算委員会では決算について具体的な議論が出されることが適切だ。


ということで、答弁拒否というより質問を受付けることを拒否した。いわば門前払いだ。

これには決算委員長も異議を唱えた。
金子委員長は「決算委員会としては全般的なものの質疑も、従来からずっと認めている」と反論した上で、答弁を求めた。

しかし、それにもかかわらず安部首相は答弁しなかった。
そしてこう述べた。

予算委員会があり、決算委員会があるという機能の区分はあるはずだ。

赤旗報道はここまでで、その後の経過は書かれていない。

国会は国権の最高機関である。法を制定し、その執行を行政に委ねているにすぎない。行政の責任者に国会の在りようをとやかく指図されるいわれはないはずだ。

もうひとつ、これは答弁拒否というより質問の拒否だが、質問の可否判断は委員長の権限であり、首相が行うことはできないはずだ。委員長に制止をもとめることはできるが、委員長の判断は拒否できないはずだ。

ついでだが、「関わりあるなら証明していただきたい」というセリフは、思いっきり下品だ。泥棒が捕まった時の啖呵であり、一国の首相が国会の場で吐くセリフとは到底思えない。それが下品であることが自覚できないなら、その人物が下品だということになる。

ことは以降の決算委員会のあり方に係わる重大な問題だ。このまま見過ごすことは、決算委員会にとっては自殺行為だ。決算委員長はみずからの首をかけて臨まなくてはいけない。