この文章はウィキペディアの「キチガイ」の項目からのものであるが、泉佐野市長が、左翼の使う「差別」を逆利用してはだしのゲン回収の目的としたこと、しかしその左翼には二種類あって、キチガイなる用例を「差別」と徹底糾弾する人々と、言論の自由を守る立場から、(キチガイという言葉を使えと奨励しているわけではないが)「言葉狩り」に反対する人々の2種類があることが分かる。

ウィキペディアによれば、前者は1974年以降一時期、統合失調症、気分障害などの精神障害者の家族らで構成される精神障害者家族会の 会の一部から、家族は萎縮し、回復治療期に、テレビ・ラジオでこの語を聞いた精神障害者がショックを受けることにより、治癒を妨げる等の医学的根拠を理由に大阪の各放送局が激しい抗議を受けたことが発端となり、以降使用自粛につながった。テレビ・ラジオを一日中モニターする体制を整え、NHK、民放を問わず、時には団体幹部の独断でも抗議するという激しさであった。

当時、大阪の放送局に対し激しい抗議をした精神障害者家族会の一部の団体の実態は、大阪府や大阪市など行政機関に絶大な影響を持っていた。団体幹部には精神科病院内で激しい闘争を行なっていた経験があり、若い頃から部落解放同盟での活動を行なっている

とされている

一方後者は

<日本新聞労働組合連合、日本出版労働組合連合会、日本民間放送労働組合連合会、映画演劇関連産業労組共闘会、日本放送作家組合、日本俳優連合、放送芸能者協会、全日本視覚障害者協議会の8団体である。

1975年に8団体が主催した「用語と差別を考えるシンポジウム」の内容を柱として「続・差別用語」、「新・差別用語」という本が出版されている。

これらの団体は、差別という名目での放送禁止用語の乱発に反対しており、ウィキペディアの著者はこの本から多くを引用している。

前者の団体を“左翼”と考えるなら、泉佐野市長と通ずるものがあるが、後者はそのような立場とは逆である。

私は前者を左翼とは考えていない。