江田憲司さんの李立三路線の検証が非常に面白い。
李立三というのは1930年ころの中国共産党の指導者で、極左路線をとったとして批判されている人だ。
1930年といえば、世界大恐慌のまっただ中で蒋介石政権も大揺れに揺れていた。満州を日本に取られ、国内での人気も地に落ちていた。
そういうときに、政府の転覆を狙って総蜂起をかけるというのはありえない話ではない。
(もちろん内戦が20年も続いていた当時の中国で、ろくな武器も持たずにデモをやっても犠牲ばかりで勝つ見込みはないのだが)
ただ戦い方としては都市ゲリラ的なやり方もあるだろうし、ストライキやサボタージュで不安定化させることを主眼としてもよいのだから、形態はいろいろありうる。
問題は、それが極左かどうかということではなく、闘いの主舞台を都市と農村と、そのいずれに設定するかということなのではないか。

実はそれと似た状況が1959年5月のキューバにもあった。