たまに「春の祭典」を聞きたくなる時もある。
YouTubeではブーレーズの演奏が三種類も聴ける。なかではクリーブランドO とのものがいちばんよい。しかし無機質で面白くないのはどれも同じだ。
たまたまフリッチャイとRIAS交響楽団の演奏を見つけた。1954年録音とある。54年といえばトスカニーニ、フルトヴェングラーの時代だ。とても聞けたものではないだろうと思いつつ聴き始めたが、仰天した。
見事なハイファイである。
ReSound Project というのだそうだが、ややくぐもってはいるものの本当に綺麗だ。
フリッチャイは音の流れをだいじにしながら演奏しているので、こんな曲なのに面白く聞こえてくる。

いったい録音とは何なのか考えさせられてしまう。