エベーヌ四重奏団のブラームスのピアノ五重奏曲が面白い。

最初はどうって言うことない出だしだが、乗ってくるとみんなが勝手に踊りだす。従って最後はみんなが独奏者になってしまい収拾がつかなくなる。

普通は第一バイオリンの統率のもと、一糸乱れぬ演奏をやるのがたてまえで、弦楽四重奏をオーケストラに見立てたピアン協奏曲の趣なのだが、そんな雰囲気はどこにもない。

しかしこれはこれで面白いのである。

絵で見ていると、ビオラ(Mathieu Herzog)がふんぞり返ってビオラ協奏曲を演奏している雰囲気だ。

参考までに、ピアノは Nikita Mndoyants というひと。

普通、弦楽四重奏団といえばメンバーは血を分けた家族や夫婦のようなインティメートな雰囲気になるのだが、この連中にはそのような雰囲気はさらさらない。

こういう四重奏団があっても良いのだと思わず納得させられてしまう。

それにしてもこのビオラ、態度でかいな。