赤旗で「落日のアベノミクス」という刺激的な題名の連載が始まった。
一回目の本日は、「落日」と呼ぶ根拠を列挙する。

A. 景気回復は幻想

1.13年第4四半期のGDPは前期比0.3%で、予測を下回った。(前年同期ではない)
2.同じく第4四半期で、家計最終消費支出は名目0.9%増、実質では0.5%に留まった。
3.単身世帯を除く家計調査で消費支出は前年同期を下回る。

これらの数字は、日本全体では景気が好転していないことを示す。これは政府が示した景気回復の情報とは異なっている。

とくに駆け込み需要がまったく起きていないことは、巷の観測とはまったく逆であり、景気回復は幻想にすぎないことを示している。

B.所得はさらに落ち込んでいる

1.Aの3の家計調査(総務省)で、勤労者世帯の実収入は名目でプラス0.3%、実質では1.7%の減少。
2.厚労省の勤労統計で基本給+残業代は前年比0.2%の減少。

ただこれらの数字が、直接アベノミクスの「落日」を明示しているわけではない。ここに示されているのはアベノミクスが鳴り物入りで登場して1年を過ぎようとしているのに、景気はさっぱり良くならないという数字だ。
しかも多少つまみ食い的な数字の羅列であり、さほどの説得力は持たないように思える。

明日以降の記事で証拠が示されるものと期待しよう。