なんとケツの穴の小さい男と言われるかもしれないが、それを覚悟の上であえて言えば、今度の都知事選は負けではない。
少なくとも細川候補には勝った。革新の向かうべき方向は定まった。

とにかく都庁マシーンの威力はすごい。こんな化け物みたいな組織は経験したことがない。
脳みそ空っぽで空威張りしか能のない男を「史上最高の得票数」で押し上げたかと思えば、まったく無名のイモ男をぶっちぎりで勝利させる。

それがダメと思えばあっさり切り捨てて、自民党を除名された人物を自民党推薦で当選させる。しかもダブルスコアだ。

こういう連中には、けたぐりとか猫騙しのような奇手では勝てない。成功法で積み上げるしかないのだ。

それしかないというだけではない。そうやって積み上げることでいつかは勝利できるという展望を、今回の選挙は示した。

逆に策を弄する者は、策に溺れるということも、今回の選挙は如実に示した。

細川・小泉陣営も相当のショックだったろうが、細川に走った連中にはコカインとヘロインと覚せい剤を一緒に打ったくらいのショックだっただろう。

とにかく、これで方向は決まった。いつまでもくよくよせずに戻って来い。そして共に闘おうではないか。

東京が変われば日本は変わる。それどころか、東京が変わらなくても日本は変わるくらい、機は熟しつつあるのだ。