1.まずはアサルトライフルの説明から

いきなり未知の単語が炸裂する。

アサルトライフル、攻撃用ライフル、突撃銃、歩兵用自動小銃…

これに関連して

速連射、近接戦闘、給弾、弾倉、有効弾、製造ライセンス…

と並べられるとめまいがする。

とにかく川上から順番にたどってこう

A) 小銃 あるいはライフル銃

アサルトライフルというのは自動小銃の一種のようだ。自動小銃というのは“自動”的な小銃のことで、手動型ではないということだ。

ではそもそも「小銃」とはなにか、小銃とライフルとは同じなのか。

ウィキペディアであたってみる。

小銃とは、兵士が個人用に使うための軍用銃で、軍隊では最も一般的な小火器である

要するに我々が「鉄砲」と聞いてイメージする銃のことで、ピストルでも機関銃でもなく兵隊さんが肩にかけている銃だ。

現代の小銃はほとんどがライフリングを有するため、単にライフル(英:Rifle)と呼ぶこともある。

ライフリングというのは銃身の内側に、「旋条」を刻むことである。

旋条銃身から撃ち出される弾丸は、ライフリングに浅く食い込みながら進む事で回転運動を与えられ、ジャイロ効果により高い直進性・低伸性を得る事ができる。

ライフリングは、弾丸が球形から長形弾に変わったこと、さらに弾丸が前込めから後込め(ボルトアクション)に変わったために可能になった。

なぜ「小銃」と呼ぶかというと、これは日本だけの習慣のようで、外国には小銃に該当する呼称はないようだ。

日本では江戸時代の終わり頃まで銃砲(GUN)のうち、大きいもの(砲)を「大銃」とよび、小さいもの(銃)を「小銃」と呼んでいた。

ということなのだそうだ。

それが明治維新後もそのまま残り、日本軍に引き継がれたようだ。

防衛省では、Rifleの英単語に対応する語として「小銃」を当て、「個人携行の基本となる肩撃ち銃。使用目的によって,歩兵銃,騎銃,突撃銃,狙撃銃などがある」と定義している

非常にスッキリした定義で、長年のもやもやが一気に晴れた。

B) ボルト・アクションとレバー・アクション

手動だと装填(弾込め)、空薬莢の取り出しを手で行うことになる。

手動といっても、リモコンの電池交換のように蓋を手で開けて、指で空薬莢を取り出して、次の弾を込めるというわけではない。

ボルトアクションと言って脇に飛び出した金属棒を引いて空薬莢を飛び出させると、バネ仕掛けで次の弾丸がマガジンから持ち上がるという仕掛けだ。

レバーアクションというのは子供の頃真似した「ライフルマン」の連射だ。たしかあれは「ウィンチェスター73」といったね。

壊れやすいのと、立ったままの動作になるのでやられやすいということで、廃ってしまったようだ。

C) 自動小銃

次にウィキペディアで「自動小銃」を調べる。

自動小銃は、発射時の反動・ガス圧等を利用した機構により弾薬の装填・排莢が自動的に行われる小銃である。

自動だとどこがいいかというと、連射ができるということである。カメラでシャッターを押しっぱなしでカシャカシャと連続撮影ができるのと同じだ。

もうちょっとカメラの例えを続けると、むかしはシャッターを押して1枚目を取ると高速モーターが回って次のコマまで巻き取った。この巻取り機能が小銃の“自動”(オートマチック)機能に相当する。いまはフィルムレスのデジタル時代だから、オモチャみたいなデジカメにも連写はついている。

閑話休題。自動小銃のし掛けだが、これはボルトアクションのし掛けが発達したものらしい。

弾丸を装填するためのボルトの駆動を、手の力から発射にともなって発生するガス圧に切り替えたもの。遅動ブローバック方式というのもあるそうだ。

いまいち良く分からないが、ここは飛ばすことにする。

自動小銃というのは引き金を引き続ければ、ありったけの弾丸が撃ち尽くされる仕掛けで、何発撃てるかはマガジン(弾倉)の容量次第ということになる。

しかし機関銃並みの使い方をしていたら弾が持たないから、大抵はセミオートマチックで使う。これはボルトのないボルト式ライフルと思えばよい。一発づつ引き金を引くことになる。

この他に2,3発だけ連射できるバースト射撃(制限点射)という使用法もあるようだ。

自動車で言えばクラッチ操作がないオートマ車と同じだ。(いまやこの言葉も死語になってしまったが…)

フルオートマチックのライフルなら、セミオートへの切り替えが可能だが、最初からセミオートの機能しかないものもある。

多くの国ではフルオート射撃機能を持つ火器の民間人による所持を制限ないし禁止しているため、これを除いた製品が自動小銃として市販されている。

というから、むしろこれが主流と言っていいのかもしれない。

D) アサルトライフル 突撃銃

ということで、ようようアサルトライフルまで辿り着いた。

アサルトライフルは日本では突撃銃と呼ばれてきた。「一人で携行でき速連射可能の歩兵用の自動小銃」というのが定義だが良く分からない。

もう一つの特徴は、「近接戦闘用で多数の銃弾を給弾できる弾倉を有し」ているという点。

以上は赤旗記事からのもので、これでは雲をつかむような話だ。

そこでまたまたウィキペディア

アサルトライフルは、小銃の撃ちあう距離よりももっと短い距離での銃撃に用いられる。

自動小銃ほどの精度はもとめられず、殺傷力ももとめられない。銃身はより短く、弾丸の口径はより細い。射程は短く精度は低いが、その分、より多くの弾丸が傾向可能で軽量化が可能となる。

テレビゲームなどで敵が物陰から躍りだして、お互いの顔がわかるほどの距離で撃ってくる。それに瞬時に対応してこちらも撃ちまくる。この小回りの良さが突撃銃の持ち味だ。

最初に突撃銃を開発したのはドイツで、第二次大戦中のことだった。しかしそれが行き渡るまでに戦争は終わってしまった。戦後になってその技術を受け継いでソ連が開発したのがAK47、いわゆるカラシニコフだった。

だからドイツはいわば突撃銃の元祖・本家ということになる。

これに対しアメリカは自動小銃の伝統を守り、M1からM14へと発展させていたが、ベトナム戦争で、自動小銃が対ゲリラ戦にはまったく無力であることが分かり、突撃銃へと路線変更した。これがM16ライフルである。

つまり、現代の軍装備の標準となっているのはアサルトライフルであり、自動小銃は歴史的役割を終えたということになる。


カービン銃(短小銃): 本来のカービンとは、騎兵(Carabinier)向けに馬上での取り回しを考慮し、短縮軽量化した小銃のこと。現在ではおおむね「小型のライフル」を意味する。

サブマシンガン 短機関銃: 元は小型機関銃を意味したが、後に拳銃弾を使用するフルオート火器の総称となる。

トミーガン: 正式名称はトンプソン・サブマシンガン。第一次大戦直後から170万挺以上が生産され、今日でも製造が続けられている。
通信販売でも購入できたため、禁酒法時代のアメリカでギャングに用いられた。
第二次大戦で英軍が使用したため、英兵の通称トミーに由来する“トミーガン”の愛称が付いた。