Gigazine に「水だけで発電しスパホを充電できる水素電池」という商品が載っていた。

商品名は myFC Power Charger という。

以下が前振り

どこでも発電可能なバッテリーとして、ハンドルを手回しすることで発電ができるモバイルバッテリーポータブルソーラー発電ユニット「Forty2」などを使いましたが、手回しが大変過ぎたり持ち運びが不便だったり。そんな中で、水を入れるだけで発電可能な水素燃料電池内蔵のポータブル充電器「myFC POWER CHARGER」を発見、実機を借りることができたので実際に発電してみることにしました。

EVERNEW Inc. という会社の製品。

基本はリチウム電池を内蔵したバッテリー・チャージャーで、どうということはないが、このリチウム電池を充電するのに「水素パック」という物を使うのがミソ。

形や大きさはアイスホッケーのパックを想像してもらえればよい。

このなかに、アルミ,プラ,Sodium Silicide(NaSi)粉末が素材として詰められている。

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この後上蓋を閉じると、粉末が加水分解して電気を発生するという仕組みらしい。

このパックが1個500円、使い捨てだがプリンターのカートリッジと同様使い回しはできそうだ。

多分実際の使い道はあまりないだろうが、この発想には大いに興味がある。

まさにカイロそのものだ。カイロは揉むと熱が出るが、このパックは水を入れると電気が出る。

この手軽さで電気が利用できるとなれば、蓄電池の展望は一気に広がる。

これまではNAS電池など大容量化・長期化に血道を上げていたのが、補充パックがあれば不必要になる。コストは大幅に削減されることになる。

24時間程度の蓄電池を数台設置し、交互に充電・発電を繰り返すなら、送電にかかる経費はほぼゼロとなる。

マンションやオフィスビル単位で設置すれば、非常に能率の良い電気設備となると思う。

素材はシリコンとナトリウムとアルミニウムだからほぼ無尽蔵だ。ただし、ナトリウムが爆発する問題はNAS電池でおなじみだ.移送や貯蔵には神経を使わなければならない。

爆発】約450gのナトリウムの塊を池に投げてみた - YouTube はかなり怖い

アルミ缶に苛性ソーダを入れて爆発したというニュースもあった。

風力や太陽光は供給が不安定という致命的な弱点がある。電気は使わなければ消えてしまうのだ。

これを安定したエネルギー源にするには大規模な蓄電装置が不可欠だ。これが粉末になって、いつでもどこでも使えるようになれば、送電装置も蓄電装置も不要になる。

水素をケイ素に結合させて閉じ込めるアイデアは以前にも紹介したが、現にここまで商品化され、1パック500円という数字が示されると、にわかに現実味を帯びてくる。

原発/代替エネルギー (37 items)をご参照ください。