南シナ海に「九段線」

九段線といっても靖国神社のそばの地下鉄のことではない。

中国が南シナ海での行動を一段とエスカレートさせたというニュースである。

それが「九段線」という境界線。南シナ海の9つのポイントで境界を設定したもの。この9つのポイントを結んでいくと、南シナ海の6割が中国領ということになる。

もちろん西沙、南沙諸島も含まれる。

この九段線はもう1年前から中国が主張しているものだが、今度はその範囲内に入った船を拿捕するという条例が施行され、実際に発動されたというものだ。

実際に2日と3日には複数のベトナム漁船が中国の監視船により停船させられ、漁具を破壊された上、機材や魚を没収された。

おかしなことに、この漁業規制は海南省が施行した条例によるものだという(中国メディアによる)。この国では省に外国船を攻撃する権利が与えられているのだろうか。

人民網日本語版では連続して強硬論が発表されている。

見出しだけ列挙しておく。

南中国海問題:「多国間枠組みで解決」との日本の提案について

南中国海問題は多国間の場で議論すべきではない

南中国海問題:火に油を注ぐ日本

専門家:海・空軍を強化し、東・南中国海の新情勢に対応へ

海上摩擦:中国は交渉だけではだめだ

米国に南中国海で武力を行使する勇気はない

南中国海問題に手出しする日本に中国はどう対応すべきか

空母+開発こそ中国の領海主権を守る最も力強い方法

専門家:南中国海に公海は存在せず

外交部「サビナ礁は中国領、フィリピンはもめ事を起こすな」

南中国海での軍事的摩擦による損害を誇張するなかれ

中国は南中国海問題において確固たる意志を持つ

ただしこれらの記事はいずれも2011年後半のものであり、その後、多少態度を変更した可能性もある。