雲仙でバイナリー発電。

雲仙の小浜温泉で、バイナリー発電の実験が行われている。

この温泉は湯温が高く105度と煮えたぎっている。湧出量も一日1万5千トンという膨大なもの。その7割が海に流されているという。

ここで去年の4月からバイナリー発電の実用試験が行われている。

バイナリーというのは、このお湯で直接タービンを回すのではなく、沸点の低い「代替フロン」を沸騰させてタービンを回して沸騰させるというもの。

正確にはこの間に「真水」の加温という過程が挿入されるようだ。

なかなか良さそうに聞こえるが、実際の発電量は840~1680KW時程度、出力は低く、ばらつきは大きい。

さらにお湯を送るのに管を通すのだが、「湯の花」のせいですぐに詰まってしまう。このためにお湯の量は想定より少ないという。

おそらく発電計画が率直に言ってずさんだったと思う。いったん真水を沸騰させるのなら、真水を送るべきであったろう。

さらに、3つの泉源の湯を1箇所に集めているというが、金額によってはむしろ泉源に1つづつ発電機を備え付けたほうが良いかもしれない。

地熱発電が環境問題をはらんでいる以上、このような「廃物利用」的な利用もありと思うが、レベルからすれば節電程度であろう。

むしろ本格的な地熱発電をした時に、その効率をさらに上げる技術として組み合わせるべきかもしれない。