貿易赤字は日本の命取りになるか?

すみません。毎度のごとく不勉強で、貿易赤字はLNGの大量輸入のせいだとばかり思っていました。

たしかにアベノミクスが始まるまではそれで説明出来ました。円高で輸出品がドル換算にすれば割高になるのから仕方ないんだろうと思っていました。

そこに持ってきて福島の事故で原発が止まって石油や天然ガスの輸入が急増したのだから、貿易赤字になるのは当然です。

だからLNGを国債価格に照らし合わせて適正な価格で輸入できるようにする、海底エネルギーの探査を進める、さらに自然エネルギーを水素に転換する技術を開発する、の三本柱で輸入量を減らすしかないと考えていました。

それでOKと考えたのは、80年代まで日本は原発なしで大幅な輸出超過を維持していたからです。

私としては大幅な輸出超過をいつまでも続けるのは好ましいことだとは思いません。むしろ理想はプラマイゼロではないかと思っています。

普通の国では貿易収支は赤字であるのが当たり前です。それを資本収支で補うのです。これは本来の意味では借金ではありません。国際決済通貨がドルである以上、GDPの伸びはドルで表示されるしかないのですから、貸借対照表としては赤字になるほかないのです。

東京オリンピックや新幹線だって世銀借款ができなかったら実現不可能だったでしょう。成長産業ほど資金需要は高いのです。借金出来るのも能力の内なのです。

話は戻りますが、それでいまの日本の場合は成長に伴う赤字なのかというとそんなことはありません。むしろ日本経済は収縮しています。収縮しつつ赤字を垂れ流しているのです。だから大問題なのです。