辺野古新基地反対 声明発表の欧米29人

という記事は、その重みから見てもっと詳しい紹介が行われるべきだろう。

まず最初は1月8日付の琉球新報から

米国やカナダ、オーストラリアほかヨーロッパの世界的に著名な有識者や文化人のグループが8日午前(米国時間7日)、「沖縄への新たな基地建設に反対し、平和と尊厳、人権、環境保護のために闘う県民を支持する」との声明を発表する。

米平和団体アメリカンフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン氏は声明の目的について、「沖縄の約70年にもおよぶ軍事植民地化を終わらせ、自らの尊厳と人権を守り、平和と環境保護を確保するための非暴力運動への国際的支援を集める」と述べている。

と書いてあるので、どうも仕掛け人はガーソンさんではないかと思われる。

声明の原題は以下のとおり

We oppose construction of a new US military base within Okinawa, and support the people of Okinawa in their struggle for peace, dignity, human rights and protection of the environment

1.今回の事態について

安倍首相は経済振興をエサに、沖縄北東部の辺野古沿岸を埋め立てる承認を仲井真知事から引き出しました。

それは、軍港をともなう大型の海兵隊航空基地を作るためのものです。

2.知事は県民を裏切った

知事の埋め立て承認は沖縄県民の民意を反映したものではありません。沖縄県民の72.4%が知事の決定を「公約違反」と言っています。埋め立て承認は沖縄県民に対する裏切りだったのです。

3.普天間は無条件返還すべきだ

普天間基地はそもそも1945年の沖縄戦のさ中、米軍が本土決戦に備え、住民の土地を奪って作りました。したがって、終戦後返還されるべきであったのです。返還に条件がつくことは本来的に許されないことなのです。

4.沖縄駐留は「独立宣言」に背馳する

沖縄の人々は、犯罪、事件、航空機の騒音や、環境汚染による被害を受け続けています。

それは、米国独立宣言が糾弾する「権力の濫用や強奪」による苦しみです。

5.沖縄は沈黙してきたわけではない

沖縄の人々は、非暴力のたたかいを続けてきました。実弾砲撃訓練に対し演習場に突入して阻止したり、米軍基地を人間の鎖で囲んだりして抵抗しました。

県議会は辺野古基地反対を決議しました。全41市町村の首長が、県内移設を断念するよう政府に求めています。

6.私たちはたたかいを支持する

私たちは、沖縄の人々による平和と尊厳、人権と環境保護のための非暴力のたたかいを支持します。辺野古の海兵隊基地建設は中止すべきであり、普天間は沖縄の人々に直ちに返すべきです。