ここで「デニソワ人」という名が気になる。

まずはウィキペディアから

Denisova hominin

アルタイ地方に約4万1千年前に住んでいたとされるヒト属。2008年にアルタイ地方のデニソワ(Denisova)洞窟で、5-7歳の少女の小指の骨の断片が発見された。

ネアンデルタール人と並んで、現生人類に最も近い化石人類である。

2010年、マックス・プランク進化人類学研究所のミトコンドリアDNA解析で、100万年ほど前に現生人類から分岐した未知の新系統の人類と判明した。

さらに細胞核DNAの解析の結果、デニソワ人はネアンデルタール人と近縁なグループであることが判明した。

80万4千年前に、現生人類であるホモ・サピエンスとの共通祖先からネアンデルタール人・デニソワ人の祖先が分岐した。

さらに、64万年前にネアンデルタール人からデニソワ人が分岐した、と推定された

また、メラネシア人のゲノムの4-6%がデニソワ人固有のものと一致することが分かった。現在のメラネシア人にデニソワ人の遺伝情報の一部が伝えられている可能性が高いと推定される。

現在の推定では、デニソワ人は40万-30万年前にアフリカを出、中東を経てヨーロッパに拡がった集団がネアンデルタール人に、中東を経てアジア内陸部に移動した集団がデニソワ人になった。

それに遅れて6万 - 5万年前にアフリカを出た我々現生人類の祖先は、中東やアジア内陸部で先住者のネアンデルタール人やデニソワ人と交雑しながら全世界に拡がったとされている。

ついでナショナルジオグラフィック ニュース

デニソワ人、現生人類と交雑の可能性という記事(2010年12月)

マックス・プランク進化人類学研究所の研究員は次のように語っている。、

デニソワ人がパプアニューギニアにやって来たわけではない。

ネアンデルタール人がユーラシア大陸西部に分布していたのに対し、デニソワ人はユーラシア大陸東部に広く分布していたと考えられる。

メラネシア人の祖先は、東南アジア付近でデニソワ人と出会い交雑した後、パプアニューギニアまで移動したというのがわれわれの説である。