米クリスチャンポストの報道(12月15日)

フランシスコ教皇「私はマルクス主義者ではない」

が邦訳されて、クリスチャン・トゥデイに掲載されているので紹介したい。

まず、前ふりを一節

フランシスコ教皇が11月に使徒的勧告「喜びの福音」を発した。これが共産主義的だとして米国の保守派から批判を浴びた。

これを受けて、教皇が「私はマルクス主義者ではない」と発言したという経過だ。

つまり、回勅が「共産主義」と呼ばれるまでにリベラルな内容を含んでいるということだろう。これまでも妊娠中絶や同性愛を巡って派手な話題を振りまいてきた教皇だが、社会経済システムまで踏み込んで発現するのは異例であろう。

記事によると、回勅で教皇は貧困問題に触れている。

どうして高齢のホームレスが野ざらしにされて死亡することがニュースにならず、株式市場が2ポイント下がっただけでニュースになるのか

飢えている人がいる一方で食べ物が廃棄されているのを見過ごし続けられるのか

その上で、下記のごとく踏み込んだ。

市場や金融投機活動の絶対的自律性を拒絶し、不平等の構造的問題にメスを入れるのではない限り、貧困問題やその他世界で生じている諸問題の解決は導かれません。

現在の経済システムはその根本において不公正であり、その理論は市場と金融上の投機の絶対的な自立を守るためのものです。この種のシステムは“新たな専制政治”を生む危険性があります。

これが問題にされたあとの12月14日に、伊ラ・スタンパ紙とのインタビューが発表された。そこでの発言。

1.多くの良心あるマルクス主義者がいる

マルクス主義の概念は間違っています。しかし私は人生を通して多くの良心あるマルクス主義者とも出会ってきました。

2.不平等な経済活動は人を殺す

『汝、殺すなかれ』との命令にあるように、人類のいのちを尊び、守っていくためには(経済活動の上で)明確な限度が必要です。
今日において私たちはまた排他的な経済活動、不平等な経済活動は人を殺すことにつながることを言わなければなりません