今年もRSウィルスと思われる感染症が大流行である。(さすがに去年ほどではないが)

やはり去年と同じように、同心円上の拡大というより同時多発型の感染パターンを示している。

面会制限をやるしかなさそうだ。去年は一度もやらなかったが、RSウィルスのテストもやる方向で考えることにしよう。

ハイリスク入居者へのクラリスロマイシンの予防的投与もより積極的に進めたほうが良いのかもしれない。肺炎球菌ワクチンの接種ももっと強力に薦めるべきかもしれない。

ところでワクチンの話だが、最近はなかなかスタッフを納得させるのが難しい。

最近はなにか医療事故があると、救急車より早く警察が飛び込んで来る。スタッフはすっかり怯えている。ワクチンをやるといっても事故が起きた時のことを考えてすっかり萎縮してしまった。

安倍や石破のような人間をのさばらせて置くとろくなことはない。ついでながら我が施設は町村の選挙区だ。病気で引退という噂も流れたが、どっこい、しぶとい。

慢性の下気道感染症は、老人の場合、肺炎球菌の関与が大きい。どうも常在しているようで、まさに町村菌だ。施設ではあまり緑膿菌(ピオ)にはお目にかからない、いろいろ皮をめくっていくと最後にはこいつが顔を出す。

ABPCが効かず、肺CTをとってみて、両下肺の網状影や線状影が見つかると、「あぁこいつか」ということになる。

肺炎球菌ワクチンはニューモバックスという。子供用の「プレベナー」とは意味合いが違うようだ。

肺炎球菌のサブタイプには100種類くらいあって、ニューモバックスはそのうちの23種類に効くようだ。肺炎球菌による肺炎の8割ぐらいに有効といわれる。 有効期限はおよそ5年だから、入所中の人は1回で十分だ。

効果は必ずしも実証されていない。効くとする報告はめっちゃいいデータを出している。費用は自由診療だが平均して7千円。

さぁどうするか。