シンフォニア・オブ・ロンドンという紛らわしい名前の楽団がある。ロンドン交響楽団(The London Symphony Orcestra)ではない。Sinfonia of London である。

なんでこの名前の楽団が出てくるかというと、バルビローリが指揮してヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴス幻想曲」を録音しているからだ。

youtubeで、アーサー・フィードラー指揮ボストンポップスのむかしからの演奏を聴いていたのだが、もう少し別の演奏がないかしらと思って探したら、この演奏が出てきた。いかにもバルビローリらしいドラマティックな演奏だ。

ただし音はフィードラー番とどっこいどっこいで、少し古めかしい。あの頃の録音らしく濃い目の化粧、小型の再生装置で聴くには向いている。

そこでウィキペディアディアで“Sinfonia of London を検索してみた。

以下は仮訳

「シンフォニア・オブ・ロンドン」は二つの異なった録音用楽団の名称。

最初の楽団は、1955年にゴードン・ウォーカーにより設立された映画音楽専門の楽団。ウォーカーは当時有名だったフルーティストだった。

この楽団名は1950年、60年代のイギリス、アメリカ映画にたくさん現れる。

この楽団の最も成功したクラシック音楽の録音は、1963年、サー・ジョン・バルビローリとのもので、曲目はエルガーの「弦楽のためのセレナーデ」、ヴォーン・ウィリアムズの「タリスの主題による幻想曲」である(EMI制作)。

また1958年にはマーキュリー・レコードから、ヒッチコックの映画「めまい」のサウンドトラック・アルバムを発売している。(編曲バーナード・ハーマン、指揮ミュア・マチソン)

この最初の楽団は60年代に活動を停止した。

1982年、ウォーカー家が持つ「シンフォニア・オブ・ロンドン」の名称はピーター・ウィリソンとハワード・ブレイクに買い取られた。彼らは映画「スノーマン」の録音のためにこの名称のオーケストラを編成した。

1998年2月、ブレイクが音楽監督を退き、二代目音楽監督としてブルース・ブロートンが指名された。ピーター・ウィリソンのマネージの下、楽団は録音を続けている。

Batman, The Mummy Returns, Lara Croft: Tomb Raider, Lost in Space, The Lawnmower Man, Stargate, Tombstone, RoboCop and Young Sherlock Holmes.

など多くのハリウッド映画のサウンドトラックがこの楽団の演奏によるものである。


要するに、この楽団はこの演奏だけで、クラシック音楽の歴史に名を残しているということになる。