一色さんのインタビューを読むと、ネットの威力がつくづく分かる。
一色さんがネットの威力を引き出したのが、ビデオ漏出事件だった。
今まで記者クラブ制度とナマクラメディアに支えられて存在し続けたナァナァ体質が、一発のカウンターパンチでKOを食らったことになる。
だとすれば、もう一回ででしまった情報の拡散は不可能になったということだ。
そこで蛇口を閉めてなんとか漏れないようにしようという戦略への転換が、今度の機密防衛法ということになる。

ネットがなかった時代では、二人の英雄が必要だった。内部告発する英雄と、それをメディアで公表する英雄だ。
たとえばウォーターゲートにおけるディープスロートとワシントン・ポストだ。

ディープスロートは二度危険を冒さなければならない。一度目は情報を“盗み出す”時点で、二度目はそれをメディアに託す場面で…

ネット時代では、一色さんがいれば十分だ。あとは近くに漫画喫茶があれば話は済む。
マス・メディアはその後追いをすることで、みずからの存在意義を確認しようとする受け身媒体となり下がる。

いずれにしても記者クラブ制度の黄昏だ。