赤旗の一面コラム「潮流」で自民党の代表質問を褒めていた。
何事かと思い、自民党のホームページを探してみた。
これは17日の参議院での代表質問。質問者は自民党参議院の幹事長、脇雅史という人である。

かなり長い演説であるが、基本としてはヨイショ質問である。
二つほど、目新しいところがある。

1.雇用問題に関して

下請け企業など、多くの中小零細企業の労働環境は大変厳しい状況です。また、若者の低賃金・長時間労働は、「ブラック企業」などと呼ばれて問題になっています。これまでとは「次元の違う対策」を謳うのであれば、こうした部分にも光を当てて、対策を取るべきだと思います。

政府は国家戦略特区で、解雇や非正規雇用に関する規制緩和を検討しています。雇用環境を多様化・流動化しようという目的のようですが、本当 にそれが、企業と労働者の双方が望んでいることなのでしょうか。若者の多くは、安定した雇用環境のもとでキャリアを積みたいと思っているのではないでしょ うか。

2.汚染水問題について

次に、福島第一原発の汚染水問題について伺います。…これはもはや東電の能力を超 えた問題であり、本来的に政府の役割なのではないでしょうか。…原発事故に関して政府の責任を認めるのであれば、税金を投入して対応するほかはありません。そのために復興増税も行ったのです。

…また、原発事故の収束は、総理が世界に対して約束したことでもあります。国際的な責任として、政府が先頭に立って事故に対処するという具体的な方策を、一日も早く国民の前に明らかにして頂きたいと思います。


TPPについては支援団体との関係上、言ってみたまで、という程度だ。他は自民党そのものだ。

これから分かることは、相当保守的な層まで巻き込んで、大企業の独善・横暴と儲け主義への反感が広がっているということだろう。
そして、大企業への反感がある意味で自民党の復活をもたらしたバネとなっているということだ。