Murray Perahia recital at the Concertgebouw 2003
というのがYouTubeで聴ける。
こいつが素晴らしい。
バッハのパルティータ6番がまるで歌っているようだ。終曲ジーグは思わず息を呑む。
ベートーヴェンの30番のソナタさえも歌わせる。ベートーヴェンをボールルームに連れ出して無理やりワルツを踊らせている雰囲気だ。
あの長ったらしい第2楽章が、右手(淑女)と左手(紳士)のステップのように聞こえる。必ず、女性の踏み出す足の先に男性が回りこんで、しっかり受け止める。このやりとりが音にしたくてベートーヴェンはこの曲を書いたのだと得心する。
アンコールのショパン(作品10の4のエチュード)は、ジャイブを踊っているカップルのようだ。
さすがにシューベルトのソナタまでこれでやられると、多少せつない。
ブラームスのラプソディーは方向違いだと思う。若書きのブラームスのようだ。ルビンステインはもっと情緒を前面に出していた。

とはいえ素晴らしいコンサートでした。