原人というとアフリカばかりで、アダムとイブの神話の様相を呈していた。
最近グルジアから同時期の原人の化石が見つかっていて、結構、新たな事実が浮かんできているようだ。
赤旗の科学欄から。

これまで原人は三種類に分けられていた。240万年前のホモ・ハビリス、190万年前のホモ・ルドルフェンシス、180万年前のホモ・エレクトスである。
しかしグルジアのドマニシで出土された5体の化石は三者の混合した多様な形態が見られた。その変異度は現生人類の変異の範囲内に収まっていた。
以上のことから、三者はホモ・エレクトスとして一括できるとされた。

考えて見れば、数百万年前の50万年は誤差範囲であり、僅かな資料から別種であることを証明することのほうが難しいだろう。
アフリカで原人の化石を血眼になって追っている研究者にとっては、頂門の一針となるかもしれない。
差異性を追う(命名権を求める)よりも、その共通性・普遍性において再構築することが迫られているのだろう。

正直な所、「復元図」を見る限り “直立したゴリラ” と考えたほうが良さそうに思われるが…