マラウィの歴史を学んで感じたのだが、バンダという男、どうも魔術師ではないか。
1896年生まれというのは、正直眉唾である。98年生まれという説もあるが、いずれにせよ10歳くらい鯖を読んでいるとしか思えない。
女性に振られて八つ当たりして、サイモンとガーファンクルの歌を放送禁止にした、という馬鹿馬鹿しい話があるが、この時すでに80歳を超えている。
かつてハイチの歴史を学んだ際、同じようなことがあった。
19世紀半ば、ハイチの支配者はほとんどが80,90の年寄りばかりだった。長老政治であり、呪術の世界である。
そして1955年から15年にわたり独裁政治を敷いたのもドク・デュバリエという医者だった。

まぁ独裁者なのだから何をやっても仕方ないが、度し難い致富欲というのだけはなんとかしてほしい。
朴正熙はカネは残さなかったそうだ。女には目がなかったがカネには淡白だったという。ウソかホントか知らないが…
国の富を吸い上げて死蔵してしまえば、国は貧しくなる一方だ。そうすれば結局みずからの身も痩せ細ることになるのだが、金の亡者というのはそういうことは考えない。ただひたすらに、その本能に従って貯めこむのである。
かつてマルサスは、金持ちの贅沢こそが社会発展の原動力だといった。マルサス嫌いのマルクスもこのことは認めた。
とにかく湯水のように使ってくれ。墓場に持ち込むな。ピラミッドの三つ四つ建ててくれ。アラブの王侯貴族のように贅沢してくれ。ただし軍事力以外の道だ。
ムヒカ大統領には悪いが、消費主義バンザイ、物質文明バンザイだ。