「導管国」って?
という解説が載っていた。
初耳だ。
赤旗「けいざいQ&A」によると
多国籍企業が所得をタックスヘイブンに移転させる際、資金を経由させる国のことです。
とある。
具体的には、スターバックスの“節税”で有名になったオランダがそれに該当するらしい。
1.オランダに「親会社」を作る。
2.他国の子会社の利益を集約する。
ここまでは分かるが、
3.オランダの「親会社」は、さらにタックスヘイブンに資金を移動する。
という。
つまり抜け穴の奥にもう一つの抜け穴があるという寸法だ。金沢の忍者寺並みの、手の込んだ手法だ。

この場合、オランダは“節税”の最終地ではなく、“脱税”の出発地なのだ。闇の世界へとつながる「導管」なのだ。

たしかに、スターバックスの脱税事件のとき、オランダは低税率だからとは思ったが、最終的にその利益をどうするのだろうと思ってはいた。

その奥にもう一つのからくりがあったのだ。

しかしいかんせん、このコラムの説明は簡略に過ぎて良くわからないところもある。

もう少し、そのからくりを洗ってみるとするか。
また宿題が増えた。
「導管国」って?
「導管国」をめぐる問題 その1
「導管国」をめぐる問題 その2
「導管国」をめぐる問題 その3
「導管国」をめぐる問題 その4