核兵器が使用されようとした危機がいくつかある。それをまとめた資料があまりない。

私の知る限りでは、朝鮮戦争の際に1回、第一次インドシナ戦争で1回、キューバ危機、ベトナム戦争の時に少なくとも2回あった。この5回については、かなりの確率で核兵器を使用する瀬戸際まで行っている。

ネットで探してみると、広島平和記念館のサイトに次のページがあった。ほとんどが知らないことばかりだ。

それぞれの事件についての説明はないので、自分で調べてみることにする。

広島平和記念資料館

核兵器使用の危機~アメリカが核兵器使用を検討した事件

1946年 3月 イラン国内に駐留するソ連軍に対して

        11月 ユーゴスラヴィアの米国機撃墜事件に対して

1948年 4月~6月 ソ連による西ベルリン封鎖に際して

1950年 6月 朝鮮戦争の勃発に際して

1953年 8月 朝鮮戦争の戦況悪化に対して

1954年 4月 インドシナ戦争。フランス軍への原爆提供申し入れ

        8月 中国の台湾解放の意図に関連して

1956年 10月 第2次中東戦争(スエズ危機)に際して

1958年 7月 イラク軍事クーデターと台湾海峡危機に際して

1959年 5月 ベルリン問題に関連して

1961年 6月 同上

1962年 10月 キューバ危機に際して

1968年 1月 米艦船プエブロ号の北朝鮮だ捕に際して

        2月 ベトナム戦争(ケサン攻防戦)に際して

1969年 11月 ベトナム戦争の激化に際して

1970年 9月 シリアのヨルダン領内への侵攻に対して

1973年 10月 第4次中東戦争の戦局打開のために

1980年 1月 イラン危機の打開に関連して

1991年 1月 湾岸戦争でのイラクの化学兵器使用を想定して


とりあえず予告まで。