18日にイランのロウハニ大統領がCNNとのインタビューで注目すべき発言を行った。
1.イランはいかなる場合でも、決して核兵器開発を行わない
2.核疑惑問題では、ハメネイから交渉の全権を委任されている。
3.「核開発が疑問の余地なく平和目的であることが実証できれば、問題解決の用意がある」とのオバマ発言を評価する。
4.シリアに関しては、「シリア国民が選択する指導者」を支持する(アサドには固執しない)。

中東諸国の最終的な戦略目標は、イスラエルの押さえ込みにある。そのためのアジェンダで、今一度、内部矛盾を克服して質の高い統一を成し遂げることにある。
とくに核問題で、イスラエルをふくむ中東非核地帯を実現することがカギを握っていると思う。

イランの核疑惑も、そのために避けて通れない課題の一つだ。