後半戦で何とか持ち直すかと思ったが、結局ダメだったようだ。
投手陣はそこそこ立て直した。吉川もさほど悪くはない。
しかし田中に糸井が抜けて、稲葉が絶不調では致し方無い。
カネがないチームだから田中と糸井の放出はやむを得ない。
しかし賭けではあった。
中田と陽の成長があって、稲葉が昨年並みの活躍をしてくれれば
こんなことにはならなかったはずだ。
前半戦不調でも夏男の稲葉が復調すれば、打線に芯はできる、
すべては稲葉3割を前提に組み立てられていたはずだ。
稲葉が打ってくれれば、中田も負担が減る、
アブレーユも気楽に40ホーマーくらい打っていたはずだ。
とにかくすべてが悪循環になってしまったのは稲葉の計算違いだ。
金子も二岡も賞味期限は切れた。小谷野もそろそろ怪しい。
それが一気に来たのであって、その兆しはもう2年前からあった。
それを春先の快進撃と投手陣の頑張りで、去年優勝してしまったから
今頃になって話がこじれているだけの話だ。
多分、来年はもっと難しいことになる。
金が必要だ。
幸なことに優勝年俸は払わなくて済むから、
金を積んで三塁を守れる外人を獲得する以外にないだろう。
その間に大谷を打者に専念させ5番に定着させることになるだろう。
アブレーユはバッターボックスの位置を前にして
内角を払い打ちする技法を身につけない限り
来季の末にはお払い箱だろう。