金子記者の署名入りコラムで、サンクトペテルブルクG20の首脳宣言を紹介してくれた。

1.厳しい財政や社会的困難の中で、すべての納税者が応分の税を払うことはかつてないほどの優先課題となっている。(応能負担の原則)
2.経済活動が行われ、価値が創出される場所で、利益が課税されるべきである。(発生源主義)
3.多国籍企業は、低税率の国に利益を移転することによって税額を削減している。これを国際的課税ルールは許容もしないし奨励もしない。(租税回避への不寛容)
4.足の早い所得への効果的な課税は主要な課題の一つである。(金融取引税など)

()内はわたしのつけた見出し


このG20宣言を踏まえるならば、「世界で一番企業が活動しやすい国を目指す」という安倍首相の言葉は、一種の世界に向けた「抜け駆け宣言」ではないかと疑われる。

記事の本筋は、経団連がG20宣言にクレームをつけたことに話を持って行くが、これだけ調べたのなら、そのまえにG20宣言の方向性をきちっと確認したほうが良いと思う。