「シリーズ 現代の視点」というシリーズを学芸面でやっていて、今回は横浜市大の上村さんという経済学者のインタビュー。
いくつかの数字が載っているので紹介する。

1.2006年のデータで、金融取引が実体経済の13倍に膨れ上がっている。

2.世界のたった1%の人が、すべての富の40%を握っている。

3.タックスヘイブンなどの「影の経済」に秘匿されているおかねは、08年のデータで、世界全体で1150兆円となっている。それにきちんと課税すれば65兆円の税収になる。

4.EUの金融取引税は、株式や債券取引に0.1%、デリバティブ取引に0.01%を課そうとしている。これにより4兆円前後の税収が見込まれる。

これらの数字のいくつかは、これまでもブログで取り上げてきたし、金融取引税についても触れてきた。

ただ、こうやって4つの数字にまとめることで話がわかりやすくなるかもしれない。