書評欄に「恐竜」という記事が載っていた。清水さんという記者の署名入りである。
「恐竜」をめぐるさまざまな書物の紹介で、どれも面白かったが、とくに面白かったのが、小林さんという北大の先生が書いた「ワニと恐竜の共存」(北海道大学出版会)という本の一節だ。

ワニの祖先たちは恐竜と同時期に出現した。
いまは腹ばいで、はって歩くワニも、祖先は恐竜と同じく直立して軽やかに歩き、はじめは恐竜をも圧倒していた…


そうだ。

「むかしアヒルは、体が大きくて…」という歌の一節を思い出して、思わず(笑)を感じてしまった。