妻は多系統萎縮症という神経難病、徐々に症状が進み、今では会話も困難になってきている。そういう中での楽しみが再生医療のニュース。新聞の切り抜きをたくさん集めている。もっとも最近ははさみも使えなくなってきたが…

そういう難病患者に水を差すのがTPP絡みの「先進医療」制度の拡大。

もともと高度な医療技術を保険適用するまでのつなぎの制度という建前だったが、これを混合診療解禁の切り込み役に使おうというのが、米日政府と独占企業の狙いだ。

政府・財界にとって先進医療は四度美味しい。

ひとつは医療費の抑制になるということだ。

二つ目は公的医療制度を縮小できるということだ。

三つ目は法外な自由料金にして開発企業が特許で大儲けできるということだ。

四つめは、医療にカネがかかるようになると民間医療保険が大儲けできるということだ。

「やらずぼったくり」とはこのことだ。

これにTPPが絡むのは三つ目と四つめの所。

この儲け話は、日本の企業にとってはメリットはない。せいぜいおすそ分け程度で、とくに医療保険については日本は参入そのものを禁じられている。儲けは全てアメリカが持って行ってしまうことになる。

何故そうなるのか。一つはアメリカが軍事をテコに圧力をかけているからであり、ひとつはトヨタなどが対米輸出を認めてもらうためである。

それにしても嫌な世の中になったものだ。