ワタミについてあまり知らないので、調べてみた。

まずウィキペディア

ワタミというのは持ち株会社で、中身は居酒屋チェーンの「和民」である。ワタミという名は創業者の渡邉美樹に由来する。

84年というから、今から30年前に「つぼ八」のフランチャイズとしてスタートした。

92年につぼ八から脱退しワタミチェーンを自ら運営するようになった。

98年には株式会社ピー・エム・エスを設立し東証第二部に上場した。その2年後には東証第一部に移動した。

05年にはアール社を買収し介護の分野に進出した。翌年にワタミ介護株式会社となる。

06年、ワタミ株式会社が持ち株会社に移行したそうだが、ピー・エム・エスとの関連は不明。とにかくこの辺りめまぐるしく会社の態様を変えている。

そしてブラック企業としての実態が明らかになるのもこの年からである。

06年、アルバイト従業員の労働時間のうち30分未満部分を切り捨てていた事が発覚し、労基署から是正勧告を受ける。これは労働基準法により禁止されている違法行為・犯罪行為である。

06年、ワタミ経営の介護老人ホームで入居者の容態が急変し死亡した。渡邉は男性の家族に対し「1億欲しいのか」と放言した(これについては、内容を調べないと“うん”とはうなずけない。なかには「1億欲しいのか」と怒鳴りたくなるような家族もいると思う)

07年、ワタミは「労基署に行くようなやつは会社にとって脅威だ」とし、内部告発した店員を解雇した。このことから、泥沼の労使紛争が始まる。

渡邊代表は、「結果的に彼の告発のおかげで賃金未払いの事実が分かり、それを改善することでワタミがより成長できる機会を得られたのです。そのような人を報復のために解雇するなどあり得ません」と述べている。

08年に久里浜店に勤務していた女性従業員が飛び降り自殺した。労基署は過労死で労災申請した家族の訴えを却下する。

11年に渡邉美樹会長が都知事選に出馬した。メディアは一斉にワタミの好意的紹介を行った。私も2,3本は見せられた記憶がある。

12年、板橋の介護老人ホームで、パーキンソンの女性(74歳)が入浴中に死亡。死因は溺死であった(正直この事件も裏付けなしにはコメントしかねる)

12年 県レベルの再審査、女性従業員の自死は過労によると認定された。この後の渡邊代表とワタミの対応が厳しく非難される。

12年にネットでブラック企業市民賞を受賞した。総投票数の49.8%を獲得するという堂々たるものだった。