8月4日にハノイで中越外相会議が開かれ、南シナ海の平和と安定を維持するために協力することで一致した。
長い積み上げ過程の一段階だが、習近平の就任以来、党レベルでの合意が先行し、政府間関係がそれを追いかけるという、特異な形態をとってきた。
おそらく軍とそれにつながる勢力を抑えこむのに、それだけの調整が必要なのだろう。
習近平の態度ははっきりしている。それは一昨年秋に次期書記長として訪越し、両国の友好と紛争の平和的解決を表明していることからも分かる。
これに対して鄧小平派からの巻き返しも強力だった。一時は習近平の政治生命すらも脅かされた。
だから慎重に行かなければならないのだろう。

こういうことがあると必ず、軍が挑発に出るのがこれまでの決まりだった。
外相レベルでの合意は、習近平体制が外務省レベルまでしっかり抑えたということの象徴かもしれない。