「大企業を敵視してはいけない」
たしかにそのとおりだ。
問題なのは97年以降に大企業がとっている路線だ。

6月7日の記事で、「舞浜会議」の模様を引用している。


「企業は,株主にどれだけ報いるかだ.雇用や国のあり方まで経営者が考える必要はない」
 「それはあなた,国賊だ.我々はそんな気持ちで経営をやってきたんじゃない」
  94年2月25日,千葉県浦安市舞浜の高級ホテル「ヒルトン東京ベイ」.大手企業のトップら14人が新しい日本型経営を提案するため,泊まり込みで激しい 議論を繰り広げた.論争の中心になったのが「雇用重視」を掲げる新日本製鉄社長の今井敬と,「株主重視」への転換を唱えるオリックス社長の宮内義彦だっ た.経済界で「今井・宮内論争」と言われる.

この文章は「結局,舞浜が,企業も国も漂流を始めた起点ということになった」という品川正治のセリフで締められている。


ということで、ほんとうは大企業のなかにも二つの考えがあるのだ。
そして今井氏の意見はまっとう(比較的にだが)であり、今井氏の立場に立てば、現在の経団連路線は「国賊路線」なのだ。
そこのところを、じっくり考えてほしいものだ。