この間、京都の民主党国会議員の驚くべき暴論を紹介したが、こういう人は昔からいるもんだということが分かった。
おなじみのコラム「朝の風」で、「夜叉ケ池の社会批判」という記事。

「夜叉ケ池」は泉鏡花の戯曲で、今から100年前の作品。

地主で代議士の穴隈鉱蔵なる人物が登場する。
こいつが、日照りの雨乞いのために、村の娘にイケニエとなるよう迫る。
その時のセリフ

いやしくも国のためには、妻子を刺し殺して、戦争に出るというが、男児たるものの本分じゃ。かつ我が国の精神じゃ。人を救い、村を救うは、国家のために尽くすのじゃ。我が国のために尽くすのじゃ。


村娘は要求を拒んで自害する。

おそらく穴熊も生来の狂信者ではないだろうが、社会の雰囲気が人格を歪め、崩壊させてしまうのだろう。
もって他山の石としなければならない。
権力に抵抗する勇気と、民衆への優しさはあい補うものであり、一人ひとりに植えつけて行かなければならない。